【ブルーベリー】チャンドラーとブルーレイをベランダで鉢栽培しよう 2 紅葉 11月

ブルーベリー栽培状況

10月中旬と下旬に苗を購入してベランダで鉢植え栽培を開始しました。日当たり良く雨はしのげます。

11月の水やりは5~7日に1回程度でしょうか。寒くなってきたので水をやりすぎないように気をつけています。

11月中旬には半分くらい紅葉しました。半分は真っ赤に紅葉し、残り半分はまだ緑色のままで、赤と緑のコントラストがとても綺麗です。ブルーベリーの紅葉は初めて見ましたが、本当に綺麗ですね。

11月下旬には紅葉していた葉が落葉しました。紅葉を楽しめる日にちは短いですね。落葉してしまうとなんだか寂しいです。来月には全ての葉が落葉するのでしょうか。

針葉樹の樹皮で育てており、問題なく育つのか、水やりのタイミングは大丈夫かなどと心配でしたが、今のところ苗に異常は見受けられないので一安心です。


【栽培環境】
  • ノーザンハイブッシュ系のチャンドラーとブルーレイを鉢植え栽培。
  • 日当たり良好。
  • ベランダなので雨はしのげる。

【ブルーベリーとは】

  • 果実が濃い青紫色に熟すことからブルーベリー(Blueberry)と呼ばる。
  • 大きく分けるとハイブッシュ系とラビットアイ系の2系統がある。
  • その系統の中に様々な品種がある。
  • ハイブッシュ系は土壌酸度を調整しないと育ちが悪くなる。
  • ラビットアイ系は普通の土壌でもある程度育つ。
  • ラビットアイ系は樹勢がハイブッシュ系より強い。
  • ハイブッシュ系のほうが粒が大きく、果皮も柔らかいと言われる。

【系統と品種】

ブルーベリーは大きく分けると2つの系統がある。細かく分けるともっと系統がある。その各系統の中に色々な品種がある。

  • ハイブッシュ(大きな区分での系統)
    • ノーザンハイブッシュ(小さな区分での系統)
      • この系統の中にブルーレイなどの品種がある。
    • サザンハイブッシュ(小さな区分での系統)
      • この系統の中にシャープブルーなどの品種がある。
  • ラビットアイ(大きな区分での系統)
    • この系統の中にブライトウエルなどの品種がある。


【ノーザンハイブッシュとは】


【サザンハイブッシュとは】


【ラビットアイとは】


ブルーベリーの年間作業
(チャンドラーとブルーレイをベランダでで鉢植え栽培した場合)

【10月】
  • 苗を購入し、鉢に植え替える。
  • 酸性の土を使用。
  • 日当たりの良い場所に置く。
  • 水やりは土の表面が乾いたら行う。
    • 天候次第だが3~4日に1回くらいが目安。
    • 土の表面が乾いていても鉢底や地中の土は湿っていると思われる場合は控える。
【11月】
  • 水やりは土の表面が乾いたら行う。
    • 天候次第だが5~7日に1回くらいが目安。
    • 土の表面が乾いていても鉢底や地中の土は湿っていると思われる場合は控える。
【12月以降】
  • 今後新しく作成されるページ上で更新予定。

本当に育てやすいのか

ブルーベリーは初心者にも育てやすい果樹であると良く言われますが、最低限の知識がないときちんと育てられないと思います。注意すべき点をいくつか挙げてみました。
  • 2本以上必要なので、栽培の手間がかかる。
  • 2本以上必要だが、同系統の異品種が条件になる。
  • 同系統の異品種で更に開花時期が同じタイミングのものが必要となる。
  • 普通の土ではなく、酸性の土が必要とされる。
  • 土は排水性、保水性、通気性が大切。
  • 鉢も排水性、通気性が大切。
  • 水やりが大切。
  • 樹上完熟し、収穫後の追熟はしないが、熟期の判別が難しい。品種によっては実が色づいてから数日経過しないと完熟しないものもある。
  • 雨や水やりの水分量で味が変わる。
  • 接ぎ木の場合、台木からのサッカーやシュートの管理が必要。
  • 花芽を少なくして樹を育てる剪定、花芽を多く残して実を育てる剪定、冬剪定、夏剪定、1,2年生の剪定、3,4年生の剪定など、様々な剪定方法がある。
  • その他いろいろ。ブルーベリー栽培は人気があるので情報も多いが、地域や環境、栽培方法の違いなどで同じ品種でも人により評価や育て方が違うと感じます。土や剪定も今まで常識と考えられてきたこととは違う方法があったりします。これはとても大切で、本などの情報は参考になるがそれが絶対正しいという訳ではないようです。(ブルーベリーに限らず果樹や野菜全般に言えそうですが)

参考情報

根毛をもたない細根、菌根菌が共生している、酸性土壌を好むとされる理由、ピートモスのデメリットや有機質の栽培用土など、ブルーベリーに関する各種情報が簡潔に纏められています。

実の収量重視か、量より品質重視か、といった育て方や、各種栽培用土の良し悪し、植替、鉢増し、剪定など、栽培に関する一通りの情報が纏められています。
各品種の特徴などが写真、動画で確認できます。
日本ブルーベリー協会の理事でベテラン栽培士による剪定方法などが解説されています。
品種解説、鉢植え、剪定など一通りの栽培方法を解説されています。
ブルーベリー栽培全般の解説。

【収穫】

  • 房の中で一番大きな実が一番早く熟すので、収穫するなら一番大きな実を収穫し、2番目、3番目の大きな実は後日に収穫した方が良さそう。
  • 果実に着色があり、更に果軸にも着色があれば成熟が進行している。
  • 実の付け根(果軸)の周りがドーナツ状に色濃く着色していれば成熟が進行している。
  • 熟してくると果実の乾燥を防ぐためにブルーム(果粉)と呼ばれる白い粉が実の表面につくので、このブルームが多いほど甘いブルーベリーとされる。
  • 星型のようなおしりの部分が開いてきたら食べ頃とされる。
  • 熟してくると力を入れなくても果実を簡単に摘み取れる。

  • 収穫のタイミングについて解説されています。
    完熟ブルーベリーの見極め方解説。

    【土】


    【受粉】

    受粉を効率よく行うには、同系統の違う品種がもう一本あったほうが良い。その理由は、ブルーベリーには自家不和合性がある為。自家不和合性とは、自家受精を防ぐため、個体の正常に発育した花粉が同じ個体の正常な柱頭に受粉しても受精しない、あるいは正常な種子が形成しないという特性をいう。自家不和合性があるので、結実させるには同じ系統で他の品種を近くに植える必要がある。なので、ブルーベリーには雌雄はないが、自家受粉よりも他花受粉の方がより実が良く付き、大きくなる。

    1本だと全く実がならないという訳ではなく、実がなりにくいということらしいです。特にラビットアイ系は自家受粉しにくいそうです。逆にハイブッシュ系は1本でも自家受粉できるという意見も聞きます。

    花の構造解説や受粉に関する解説。

    品種別の開花時期、果実成熟期が一覧表で閲覧できます。


    【収穫】


    【剪定】


    【マルチ】


    【挿し木】


    【接ぎ木の苗の問題点】


    【書籍】
    月毎に作業すべきことが簡潔に記載されており、年間を通して何をいつ行うかが一目瞭然です。非常にコンパクトで一般の家庭菜園レベルであればこれで十分だと思います。

    ベリーの種類

    様々なベリーについて解説。

    フィンランドで活動する協会、Arktiset Aromit ryによる各種ベリーの紹介。


    使用品・購入品

    【苗】

    チャンドラー 挿し木 4年生程度
    ブルーレイ 挿し木 3年生程度

    接ぎ木のメリットは沢山あるのですが、接ぎ木だと台木からサッカーやシュートが出てくるのでその管理や、接木より上のシュートでしか枝の更新ができないなどのデメリットを考慮して、あえて挿し木を選びました。

    【土】

    国内産の針葉樹皮を使ったマルチ材 くつきマルチバーク

    くつきマルチバーク50L|自然に優しい園芸用に最適な土・肥料|e-土.com

    針葉樹の樹皮のpHは酸性で、通気性と保水性が良いので、ブルーベリー栽培に適しているとされています。なので敢えて針葉樹の樹皮100%で栽培してみます。

    【鉢】

    大和プラスチック フレグラーポット 36型
    直径:36cm
    高さ:36cm
    容量:24L

    鉢底には沢山スリットがあるので排水性と通気性は良さそうです。


    ブルーベリー(チャンドラー、ブルーレイの履歴書

    1. 2022/10/14 チャンドラーの4年生挿し木を注文。
    2. 2022/10/16 チャンドラーを鉢植え。
    3. 2022/10/19 ブルーレイの3年生挿し木を注文。
    4. 2022/10/21 ブルーレイを鉢植え。
    5. 2022/11中旬 紅葉
    6. 2022/11下旬 落葉


    YOUTUBE

    【ブルーベリー】チャンドラーとブルーレイをベランダで鉢栽培しよう 2 紅葉 11月

    【動画再生リスト】


    写真

    11月中旬の状況です。
    チャンドラーです。紅葉が始まりました。とても綺麗な赤です。葉だけでなく枝も赤くなるんですね。
    緑から赤に変化しているのが分かります。
    まだ紅葉していない葉もあります。緑と赤のコントラストが素敵です。
    こちらはチャンドラーです。半分紅葉です。


    11月下旬の様子です。落葉が始まりました。
    先に紅葉した部分がやはり先に落葉しています。
    落葉する前に全体が紅葉してくれたらもっと綺麗だったことでしょう。


    12月には全て落葉してしまうのでしょうか。




    【以前の写真(過去のブログ記事)】

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