9-1 AUDUSDと銅先物との比較チャート - TradingView

9/1時点の情報。
豪ドル/ドル(AUDUSD)と銅先物との比較チャート
右軸が豪ドル/ドル(AUDUSD)。左軸が白線の銅先物。

銅や鉄鉱石などのコモディティ価格は、景気との相関性が非常に強いと言われます。インフレが続いているのだからコモディティ価格はそれほど下がらず、景気は底堅いのでしょうか。それとも、不景気なのだから需要が落ち込んでコモディティ価格は更に下がるのでしょうか。

中国は鉄鋼の最大の生産国と言われ、その鉄鋼の主な原材料が鉄鉱石です。鉄鉱石の価格下落は、中国の購入量が減少しているからだとも言われています。確かに中国は不景気なのでしょう。だからこそ中央銀行の中国人民銀行は金融緩和を行っているのです。

今マーケットのキーワードは「景気低迷」ではないでしょうか。米国などの中央銀行は景気が減速してもインフレ対策を優先する姿勢をとっています。ということは、今は景気低迷が懸念され、銅や鉄鉱石などのコモディティー価格は更に下落し、豪ドルなどのオセアニア通貨も下落するということでしょうか。

AUDUSDの下落が継続するのであれば、AUDJPYも下落するのでしょうか。

マーケットのテーマが「景気低迷」から物価上昇と景気後退が同時に進む「スタグフレーション」に移った時は、また違った値動きが始まるのかもしれません。


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