20170910 豫園とその周辺と有名人

上海の秋葉原である宝山路站から
以前行ったことのある七浦路服飾市場、南京東路、豫園は
ほぼほぼ北から南に順に位置しており、
それぞれの距離も一駅間隔程度なので
徒歩で移動してみた

宝山路站から七浦路服飾市場へ向かい途中での眺め



そしてしばらく歩き、南京東路から豫園へ向かう途中で信号待ちをしていたところ、
突然白髪の男性に英語で話しかけられた

後から調べて分かったのだが、かなりの有名人らしい

顔写真

上海の豫園と外灘でお茶詐欺被害に遭わずに済んだ話

リンク先の写真は昔のものであり、今回話をした人の髪は
既に白髪であったものの、髪の生え際、顔の輪郭は非常に酷似しており、
この人本人で間違いないと思われる

上海のお茶詐欺に関しては有名らしく、事前に情報収集をしていたこともあり、
かなり警戒していたのだが、今回は日本語でも中国語でもなく英語であったので、
やや不意をつかれてついつい話し込んでしまった

話の大まかな内容は以下の通り

「あなた日本人にみえるね」
「私は以前日本にいたことがある」
「日立とか仕事柄よく知っている」

「今日は妻の誕生日。秋葉原で炊飯器を買ってきた」

「これからどこへ行くの?豫園?そしたらこちらの道」
(この辺は何回か散策済みなので違うと思ったが、まあいいかと思いついて行ってしまった)

「お土産は何か買った?」
「お茶が有名だよ。特に烏龍茶がね。種類は鉄観音、プーアルが有名」
「だけどもっと有名な烏龍茶がある。人参だよ」

「あれあれ、ちがうこれこれ」
(そう言いながらさり気なくお茶屋内に入っていく)

ここで店側から試飲を勧められたが、
完全にアウト確定となったため、いらないと言って店を出た

相手の男性も「見るだけでいいから」と言って引き留めようとした

結局豫園への道はこっちだと言っていたが、その道も違っていた

表面的には気のいいおじさんである
しかし色々おかしな点がある
秋葉原で炊飯器を買ってきたと言うが、今日行ってきたわけ?
豫園はこっちと言うが道が違う
お茶の話にさり気なく持っていき、偶然を装いお茶屋へ入る
ひたすら喋り続ける
等々

まったく土地勘がなく、お茶詐欺の件も知らず、気の弱い人だと
おそらく不自然な点に全く気づかずに騙されてしまうと思う

基本的にこちらの人はとても良い人たちである
でもごく一部のこうした人がいるために
どんなに親切にされても、どんなに日常的な会話であっても
疑いの目をもって接しないといけなくなってしまう

実際に騙されたわけではないが、こうした人に出会ってしまったこと、
今日もどこかでこの人は誰かを騙そうとしていると思うととても気分が悪い

その後豫園に到着し、超大のマンゴージュースを注文して一息
これ本当に美味しい